










2011年4月から8月までメトロポリタン美術館、2011年11月から2012年1月までサンフランシスコ近代美術館(SFMoMA)で開催されたリチャード・セラ(Richard Serra)の展覧会に伴い刊行された作品集。
泣く子も黙る"鉄の抽象表現彫刻の巨匠"と言って言い過ぎではないと思うけど、彫刻だけでなくドローイングと合わせて見ていくことでその思考に近づける感じもあって、ドローイング集は楽しいと思う。
彫刻作品からは感じえなかったことが、ドローイングからは得られるという経験はこれまでも度々あったのだ。
本書では、鉄の作品では表現しきれない(であろう)グラデーションや有機的な線の表現がドローイングとして表出しているところが興味深かった。
彫刻作品では直線的で、パキッとしている表現が多いけど、だからと言ってドローイングがそうなっているわけでもなくて、その辺の関係性ってどうなっているんだろう?インタビュー記事(英文)をしっかり読めば言及があるかもしれない。
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ハードカバー
サイズ:250 x 310 mm、232 pages
白黒のモノクロ印刷
出版:2011年
出版社:THE MENIL COLLECTION、YALE UNIVERSITY PRESS